カナダワーホリ2023

カナダワーホリのTax Returnはオンラインで提出できるの?

2023年5月20日

カナダでワーホリ中のarcherです。

ワーホリビザで渡航している皆さんはTax Returnを行いましたか?

カナダで働いている全ての人はTax Returnを行わなければいけませんがカナダ人とワーホリで来ている日本人では手続きの方法が異なります

このブログではTax Returnについての説明と、ワーホリビザの人がTax Returnをオンラインで出来ない理由の解説をしています。

ワーホリビザで渡航している人がTax Returnをする具体的な方法はこちらのブログをご覧ください。

archer

ワーホリで来ている人がオンラインでファイリングしている記事がたくさんありますが鵜呑みにしてはいけません!

Tax Returnとは

Tax Return(タックスリターン)とは日本でいう確定申告の事です。

前年度に支払った税金を再計算し、不足している場合は納税し、多く払っていた場合には還付を受けます

Tax Returnはカナダの歳入庁Canada Revenue Agency(以下CRA)という機関に納税情報を提出します。

日本で正社員として働いている場合は確定申告をしなくていい場合が多いですがカナダでは働いている全ての人が個人または家族でTax Returnをする必要があります。

ワーホリでカナダに来ている人の多くは還付を受ける可能性がかなり高いのでTax Returnは必ず行った方が良いです。

archer

人によっては$1000以上の還付を受けることができるのでやらなきゃもったいない!

ワーホリビザの人はオンラインで提出できるの?

結論から述べると、ワーホリビザで渡航しているほとんどの日本人はオンライン提出が出来ません。できませんというかしてはいけません。

その理由を解説します。

まずオンラインでTax Returnをする際にはNETFILEというシステムを使用するのですが、NETFILEの利用資格に「Non ResidentとDeemed ResidentはNETFILEは利用できない」と記載されています。

では、Non ResidentとDeemed Residentは何を指すのでしょうか?こちらのページによると「カナダで一時的に労働している人のうち」、

  • 年間183日以上カナダに滞在していないかつ「Significant residential ties」が無い場合はNon Residentとする
  • 年間183日以上カナダに滞在しているが「Significant residential ties」が無い場合はDeemed Residentとする

と書かれています。

では、Significant Residential tiesとはなんでしょうか。Significant Residential tiesは簡単にいうと「大きなカナダとの結びつきの事」のことです。

  • 住居を持っている
  • 純カナダ人の配偶者またはコモンローパートナーである
  • 純カナダ人の扶養家族である

以上のいずれかを満たせばSignificant Residential tiesがあることになります。

ワーホリビザで渡航している人はほとんどの人が該当しないので、ワーホリの人はNon ResidentまたはDeemed Residentとなりオンライン提出はできないという訳です。

補足

こちらのサイトにはもう少し詳しくSignificant Residential tiesについて書かれています。

「住居を持っている」とは住居を所有しているか、長期に渡って賃貸している必要があると書かれています。

ワーホリの人で住居を購入したり、長期で契約する人はほとんどいないのでSignificant Residential tiesを持っていないと考える事ができます。

出典元: https://www.wealthsimple.com/en-ca

さらに、Tax Returnの計算ソフトWealth Simpleのサイトには「ワーホリビザの人はWealth Simpleを”使用”する事ができない」と記載があるのでワーホリの人は使えません。

オンラインの計算ソフトはResidentの為にプログラムされているのでワーホリの人は項目や計算法が変わったり払うべき税の種類が違うから使えないのだと考えられます。

ワーホリビザの人はT1という紙をCRAに直接提出することでCRAの職員がSINと照らし合わせて自分のステータスに合った税の計算をしてくれて、結果的に適当な納税ができるという仕組みだと思います。

逆にいうとオンラインで提出した場合は自分に資格がない控除や還付を受けてしまう可能性が大いにあります。オンラインで申請することで無駄な税金を払うことになる可能性もあります。

CRAから返金を求められたり、最悪の場合罰金が課されることもあるのでオンラインで提出するのはやめましょう

Tax Returnの方法

ワーホリで渡航している人はオンラインで提出できないので郵送で申請をする必要があります。先ほど紹介したWealth Simpleはワーホリの人は使えませんがワーホリの人でも使えるソフトが存在します。

このブログではワーホリの人でも使えるTax計算ソフトの紹介、郵送での具体的なTax Returnの方法、実際の還付額の紹介をしています。

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かなり細かく、写真付きで解説しているのでこの記事を読めば自分でTax Returnができるようになります!!

まとめ

  • ワーホリビザでカナダで労働した人は年に一度Tax Returnをする必要がある
  • ワーホリビザ保持者はTaxの観点ではResidentではないのでオンラインでのファイリングができない
  • オンラインで申請ができないので郵送で申請する必要がある
  • この記事を書いた人

archer

ミニマリスト歴5年、ブログ歴2年。
トロントでワーホリをしています。
高校生の時に押入れで寝ていたら重度のミニマリストになっていました。
ミニマリストとして大切にしていることは「趣味や娯楽はミニマムにしない」です。

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