トロントでワーホリ中のarcherです。
Trip.comで名前の姓と名が入れ替わった状態で航空券を予約してしまいましたが、無事に解決することができました。
しかし、道のりは長くかなり大変でした。今回はその経緯と対処法を詳しく紹介します。
想像以上に大変でした、、、
問題発生の経緯
ワーキングホリデーでカナダに行くことが決まり以下の航空券を予約しました。
羽田 - ロサンゼルス (アメリカン航空) とロサンゼルス - カルガリー (ウェストジェット航空)
Skyscanner, Surprice, トラベルコなどのサイトを調べるも東京-カルガリーの航空券の片道値段は大体12万円ほどでした。(2022年11月)
そんな中、Trip.comでは安いものだと6万円ほどで販売されていました。
東京-カルガリーは直行便が無いため、バンクーバーやロサンゼルスで乗り換えをする必要があります。Trip.comは最低乗り換え回数の1回でも格安で購入することができました。
航空券の予約はTrip.comがオススメです。
発覚から解決までの流れ
2022年10月28日
無事に61000円で航空券を予約してホッとしていました。
ウェストジェット航空は受託手荷物が含まれていなかったので航空券購入後に追加する必要がありました。
Trip.comでは追加できないという事で、ウェストジェット航空の公式サイトに行って予約番号などでログインしました。
そこで、異変に気付きます。僕の名前がクボタロウだとします。
Mr TARO???????逆???????
Trip.comのアプリで確認した所、アカウント情報も保存していた搭乗者情報もどちらも姓と名が逆になっていました。
どうやら前回国内線で航空券を購入した時から逆になっていたようです。
ここから長い長い戦いが始まりました。
豆知識
姓と名の位置が正しいかどうか確認する方法
- 各航空会社のホームページには予約確認のページがあります。
予約情報を検索するためには「First Name」または「Last Name」を入力します。もしヒットしない場合は姓と名が逆になっている可能性があります。 - メール本文や、予約確認ページの「Mr」または「Ms」の後に自分の苗字ではなく名前が入っている場合は性と名が逆になっている可能性が高いです。
まず、Trip.comに電話をしました。
姓名が逆になっていることを伝えると、修正申請を受け取った後に航空会社と話し合った上で「変更の可否」と「手数料」が決定し、決まり次第連絡をするということを伝えられました。
すぐにTrip.comのアプリから修正申請を送りました。
修正申請はTrip.comのアプリの「全ての予約」から該当の予約をタップして、下部にある「搭乗者情報の変更」から「姓名の修正」を選択することでできます。
すると数十分後にメールが返ってきました。
確認に5日程かかりますという内容でした。
手数料によっては渡航の断念や再予約なども検討しなければいけない中でしたが、とりあえず待つことにしました。
2022年10月29日
修正依頼を送った数時間後に羽田-ロサンゼルスの手数料確定のメールが届きました。
18440円?!?!?!?!?!?!
この時の絶望は今でも忘れません。極貧ワーキングホリデー参加者にとっては痛すぎる金額。
支払い猶予時間がメールを受け取ってから29分しかないのは人の不安をさらに煽るので良く無いな〜って思います。
ここで支払ったとしても、もう一方の便の手数料によっては渡航の断念、再予約の可能性もある訳なのでとりあえずTrip.comに電話しました。
この金額に交渉の余地があるか尋ねた所、自分で交渉してそのやり取りの内容を元に再度交渉することは可能とのことでした。
すぐにアメリカン航空の日本支店に電話しました。日本語対応でした。
姓名が逆になっていることを伝えると、
- 直接アメリカン航空で予約していない場合は25米ドルで修正が可能
- アメリカン航空が修正を行うと管理権がアメリカン航空に移るので、遅延補償などの規約はアメリカン航空に準ずるとのこと
を伝えられました。
全然18000円じゃないじゃん!!!
また電話しますと伝えて再度Trip.comに電話しました。先程の内容とアメリカン航空のオペレーターの情報を伝えましたが、
- 25ドルより安くなる可能性は低い
- 管理権が変わってもTrip.comのAirHelp(各種補償の交渉代理サービス)、乗り継ぎ補償は有効である
- さらに時間がかかる可能性がある
以上の事から、アメリカン航空で直接変更するという結論になりました。
問題の半分が解決しかけた所ですがまだウェストジェット航空の手数料がわからないのでアメリカン航空には後日電話をすることにしました。
2022年11月1日
Trip.comから進捗状況のメールが届きました。
ウェストジェット航空の手数料確認にさらに10日ほどかかるとのことでした。
どんだけ時間かかるねん!!
さすがにそこまで待てないので、Trip.comに催促の電話をしましたが、状況は変わらなさそうだったので自分で航空会社と交渉することにしました。
ウェストジェット航空は日本支店がないので完全に英語対応になります。
英語が得意な先輩に協力してもらって、ウェストジェットに電話をかけました。
まず1度目の電話。新規予約窓口につながりました。
お電話ありがとうございます。ウェストジェット航空です。ご用件をお伺いします。
Trip.comでロスからカルガリーまでのフライトを予約しましたが、姓と名が逆になっていました。修正できますか?
Trip.comで予約された場合は、全ての変更はTrip.comで行っていただく必要があります。
でも、交渉に10日かかると言われたんですが、、、なんとか変更できないですか?
こちらでは変更できません。12月のフライトまでまだ時間があるのでもう一度Trip.comに連絡してください。
と、いう事でウェストジェット航空で直接予約していない限り予約した便はウェストジェット航空では変更できないという回答でした。
それでも諦めきれないので、再度電話をしました。
直接予約以外の予約変更の窓口に繋ぐとあっさり自動音声で変更できないと言われて切られてしまいました。
それでもやっぱり諦めきれないので、もう一度新規予約の窓口に電話をかけました。
今度は用件を伝えると、予約番号を聞かれ、何やら確認しに行ってくれました。
3分ほど待った後、
ウェストジェット航空では姓名が逆になっていても搭乗することができます。ご安心ください。
という返答が返ってきました。
えーーーーー本当ですか?ありがとうございます!
まさかの結末でしたが、無事に解決して本当に良かったです。
オペレーターの方も英語が流暢では無い僕のためにいろいろな言い方で説明してくれて、安心させてくれて本当に心が暖まりました。
オペレーターの方の力強い「Still Let You Fly(直訳:それでもあなたを飛ばせます)」という言葉が今でも頭に残っています。笑
オペレーターによって対応が全然違うということはよくある話ですが、さすがに違いすぎて驚きました。笑
念には念をということで通話の内容を録音しておいたので、搭乗時に問題が発生した際は音声を提出するつもりです。
名前が入れ替わっていることをチェックインカウンターで突っ込まれましたが問題なく搭乗できました。めでたしめでたし。
何度も何度も電話をかけなかったらTrip.comに合計で2週間も待たされたと思うと、諦めずにトライすることは大事だなと改めて思いました。
念の為、Trip.comにはこれ以上修正しなくていい旨を伝えました。
ポイント
自分の回線でアメリカに電話をかけると通話料金が高くなるのが怖かったのでSkypeで電話しました。
Skypeのアメリカかけ放題プラン(月額380円)に加入して電話しましたが、電話番号はカナダのフリーダイヤルだったのでおそらく不要でした。
海外に電話をかけるときはSkypeが便利なので是非使ってみてください。
あとは、アメリカン航空で修正してもらうだけです!
先日電話したアメリカン航空の日本の窓口に電話をかけました。
アメリカン航空では、姓名が逆になっていた場合搭乗拒否されるらしいです。
修正して欲しい旨を伝えると、10分ほど保留になったあと、
Trip.comの方で何らかのブロックがかかっており変更することができません。
Trip.comに解除してもらうか、搭乗の前日に緊急変更を申し出てください。
と言われました。また、振り出しに戻された気分です。
再びTrip.comに電話すると、ブロックしている履歴は見当たらないし、そもそもブロックが何を指しているのか我々もわからないので発券代理店と航空会社に再度確認して連絡してくれるとのことでした。
そして数時間後、出ました。いつものように7日待ってほしいとのメールが届きました。
国をまたぐ確認や交渉であるため通常よりは時間がかかることはわかるのですが、さすがに飽き飽きしました。
2022年11月3日
何度か催促しましたが、進展はありません。
Trip.comに確認をした上で、再度アメリカン航空に電話をしました。
ブロックされているとのことですが、ブロックとは何なのでしょうか?
今もブロックされているのでしょうか?
とオペレーターもブロックが何かわかっていない様子。数分後、
お客様の姓名の修正が完了し、新しいeチケットを発行しました。
他にお手伝いできることはございませんか?
え?変更できたんですか????手数料25ドルはどうやって払うんですか?
今回は手数料無料で対応させていただきました。
しっかり変更されているのでご安心ください。
ということで、ブロックがどうやって解除されたのかも、なぜ無料で修正できたのかも謎のままですが無事に変更することができました。
アメリカン航空のオペレーターの方も、とても丁寧に安心感を与えるような対応をしていただきました。
翌日、アメリカン航空から新しい予約番号とチケット番号が記載されたメールが届きました。
そして、Trip.comにも完了の電話をして全てが完了しました。
学んだこと
2区間の修正が解決するまでに1週間丸々かかりました。
Trip.comと航空会社に何回電話したことやら、、、でも無事に解決して本当に良かったです。
一時は18000円掛かると告げられ渡航断念の可能性も考えましたが、結果的に2つの区間とも料金を支払わずに解決することができました。
今回の一連の流れででもうすでに旅が始まっているワクワク感が味わえました。笑
また、英語で電話をする経験や交渉術、問題解決能力が身についたのは良い経験になりました。
そしてなんといっても姓と名が入れ替わるだけで超絶面倒なことがわかりました。
Trip.comは航空券の価格が安い上に24時間日本語でサポートが受けられるのオススメです。
まとめ
まず航空券予約の心得として、
- 航空券を予約するときは姓名の場所を絶対に間違えない
- 航空会社、旅行会社と電話をするときはオペレーターの名前や性別を控えるか録音する
- 自分で航空会社と交渉することに不安がある人は日系の航空会社で予約する
万が一逆になっていた場合は、
- 姓名が逆になっていても問題無い航空会社もある
- 航空券予約会社の変更手数料はかなり高く設定されている場合がある
- 旅行会社と交渉するよりも航空会社と直接交渉あした方がスムーズに進む
- 一度断られても何度もトライする
以上のことを意識して修正、変更をしてみてください。皆さんが無事に飛べますように🙏
今回紹介した流れや対処法は僕が体験したものであり同じようにいくとは限りませんのでご了承ください。航空会社によってもかなり対応に差が出ると思います。