トロントでワーホリ中のarcherです。
皆さんはカナダでのSIMカードはどこのスマホキャリアで契約していますか?
現地のSIMカードを契約することで通信費を抑える事が出来るのですがカナダにもたくさんのスマホキャリアがあってどれを選んだらいいか迷う人も多いはずです。
このブログではカナダで展開している主要なスマホキャリア7つのSIMカードのプランを比較してオススメのキャリアを紹介します。
この記事を読めば自分に合ったカナダのスマホキャリアを見つける事ができます。
僕はFreedom Mobileというスマホキャリアの40GBで月額$40という超破格のプランを契約しています!
注意
- 現地のSIMカードなので全て日本語対応では無い事をご了承ください。
- 端末は自分で持ち込んでSIMカードのみを契約する場合の比較を記載しています。端末も一緒に契約する場合は月額料金や契約内容が変わる場合があります。
- キャンペーン料金を含んでいる場合があるので最新の料金は公式サイトでご確認ください。
現地のスマホキャリアを契約するメリット
現地のキャリアでSIMカードを契約した時のメリットを紹介します。
- 安い
当たり前ですが現地キャリアのSIMカードは観光客用のトラベルSIMカードとは違って現地の人がスマホを使う為の価格が設定されています。
現地の人と同じものを使うことで通信費を抑えることができます。
- サポートが受けられる
現地キャリアは街中に店舗がたくさんあるので困った時に駆け込んでサポートを受けることができます。
- 番号を引き継げる
正規キャリアなので乗り換えをしたい時には日本のMNPのように乗り換えをすることができます。
カナダで契約できるスマホキャリア
カナダで契約できるスマホキャリアを紹介します。カナダには日本と同じように大きく分けて3つの種類のスマホキャリアがあります。
三大スマホキャリア
カナダの三大キャリアはBell、ROGERS、TELUSの三つです。NMOとも呼ばれます。これらの会社は自社の通信網を使用して通信サービスを提供しています。
実店舗が充実している、長い間サービスを提供しているので安心できると言うメリットがあります。デメリットは料金が高いことです。
日本で言うとドコモ、au、ソフトバンクのイメージです。
第四のキャリア
カナダの第四のキャリアはFreedom Mobileです。第四のキャリアも自社の通信網を持っていますが参入したのがここ数年前である為大手3社と比べると通信品質が安定していなかったり、通信範囲が狭かったりします。
メリットは料金がかなり安いので住む場合によってはコスパが最強になります。日本で言うと楽天モバイルが第四のキャリアです。
MVNO
MVNOとはMobile Virtual Network Operatorの略でNMOと呼ばれる三大キャリアから通信網を借りて運営しているスマホキャリアです。
カナダにはMVNOがたくさんありますが代表的なものだとBellの回線を使用しているVirgin Mobile、ROGERSの回線を使用しているFido、TELUSの回線を使用しているKoodo Mobileがあります。
MVNOの特徴は企業側の回線のメンテナンスなどのコストが掛からないので料金が安いことです。しかし、あくま借りている回線なので時間帯によっては速度が落ちたり安定しないといったデメリットがあります。
日本で言うとマイネオ、OCNモバイルなどが同じような立ち位置です。
7つのスマホキャリアの比較
カナダで契約をする事ができるBELL、ROGERS、TELUS、Freedom Mobile、Virgin Mobile、Fido、Koodo Mobileの7つのスマホキャリアについて通信範囲と料金の面から比較します。
料金はPostpaidとPrepaidプランの両方を載せています。
Postpaidは後払いプランのことで日本の携帯の契約と似ています。Postpaidはお得な月々の割引を受けられる事があります。
Prepaidは先払いプランのことで、契約更新が可能なプリペイドSIMカードのイメージです。Prepaidは初期費用が安くクレジットチェック(信用情報確認)やデポジットが不要になるといったメリットがあります。
Postpaid Planの初期費用は$40から$50でPrepaid Planの初期費用は$10程です。
3G通信のプラン、年間払いのプラン、データ通信が従量課金制のプランは除外しています。
ポイント
従量課金制プランとは使ったデータに応じて料金が決まるプランです。従量課金は英語でPay-per-Useと言います。カナダの従量課金制プランは1GB使うだけでで$15から$20掛かるので注意が必要です。
カナダのスマホプランは契約容量を超過してしまった場合も従量課金制と同じような料金またはそれ以上に高額な請求がくる可能性があります。契約時に「容量を使い切ったらどうなるか」をよく確認しましょう。
高額な請求を避ける為には容量を超過しても追加料金がかからずに低速または停止になるプランを選ぶか自分が絶対使わない大容量のプランを選ぶ必要があります。日本のように全てのキャリアで低速で利用できることは無いので注意が必要です。
BELL
BELL(ベル)はカナダの三大キャリアのひとつです。家族割を提供しているので家族全員で利用する場合はお得に利用する事ができます。
通信範囲
BELLの通信網はカナダ全土の28.8%をカバーしています。カナダの人口カバー率は99%です。一部地域で5G回線を提供しています。
プラン料金
Postpaid Planの料金はこのようになっています。25GBで$85なので安くはないです。BELLを契約している家族の数に応じて最大$15の月割引を受ける事ができます。
5Gを利用する為にはEssential以上のプランを契約する必要があります。
こちらはPrepaid Planです。データ容量を使い切ると超過料金が請求される場合があります。
ROGERS
ROGERS(ロジャース)はカナダの三大キャリアのひとつです。
通信範囲
ROGERSの通信網は大手3社の中では一番狭いです。それでもカナダ全土の19.9%をカバー、人口カバー率97%なので普通に生活する分には問題ないです。
一部地域で5G回線を提供しています。
プラン料金
こちらはROGERSのPostpaid Planです。15GBのプランがあるのが特徴です。5Gを利用する為にはInfinateプランを契約する必要があります。
こちらはROGERSのPrepaid Planです。データ容量を使い切ると超過料金が請求される場合があります。
TELUS
TELUS(テルス)はカナダの三大キャリアのひとつです。
通信範囲
TELUSの通信網もBELL同様カナダ全土の28.8%をカバーしています。カナダの人口カバー率は99%です。一部地域で5G回線を提供しています。
BELLとTELUSの通信範囲は同じです。
プラン料金
こちらはTELUSのPostpaid Planです。内容はBELLやROGERSとほぼ同じです。5Gを利用する為にはUnlimitedプランを契約する必要があります。
こちらはTELUSのPrepaid Planです。こちらもBELLやROGERSのPrepaid Planとほとんど変わりません。データ容量を使い切ると超過料金が請求される場合があります。
Freedom Mobile
Freedom Mobile(フリーダムモバイル)は自社回線を持つ第四のスマホキャリアです。
通信範囲
Freedomは新しい会社なので通信カバー範囲は全てのスマホキャリアの中で一番狭いです。濃いオレンジの箇所がFreedomの自社回線を持っているところ、薄いオレンジが他社(大手3社)の通信につながるところです。
5Gは提供していません。
プラン料金
こちらはFreedom MobileのPostpaid Planです。250MBから60GBの10個のプランから選ぶ事ができるので自分にピッタリのプランを選ぶ事ができます。
Ulimitedと名前のついたプランにすることでFreedom Mobileの通信エリア外でも1GBまたは2GBのデータを使用する事ができます。
料金は大手3社と比較した場合は圧倒的に安いことがわかります。Freedom Mobileは契約の容量を使い切っても低速で使い続ける事ができます。
こちらはFreedom MobileのPrepaid Planです。15GBで$35は大手3社と比べるとかなりお得なプランです。
Freedom Mobileの詳細はこちらから。
Virgin Mobile
Virgin Mobile(ヴァージンモバイル)はBELLの回線を使用しているMVNOです。
通信範囲
BELLの通信網を使用しているのでBELLと同じです。5Gは提供していません。
プラン料金
こちらはVirgin MobileのPostpaid Planです。2年間の割引が適用された後は20GBを月額$50で、30GBを月額$55で使用する事ができます。
ただし容量を超過した場合は自動で超過料金が掛かるのがデメリットです。
Prepaid Planの料金とシステムはBELLとほとんど変わりません。
Fido
Fido(ファイドー)はROGERSの回線を使用しているMVNOです。
通信範囲
ROGERSの通信網を使用しているのでROGERSと同じです。5Gは提供していません。
プラン料金
こちらはFidoのPostpaid Planです。2年間の割引が適用された後は20GBを月額$50で、30GBを月額$55で使用する事ができます。
Fidoにはデータ容量を使い切った場合に通信を止めてくれる「Data Overage Protection」というサービスがあります。
Prepaid Planの料金とシステムはROGERSとほとんど変わりません。
Koodo Mobile
Koodo Mobile(クドーモバイル)はTELUSの回線を使用しているMVNOです。
通信範囲
TELUSの通信網を使用しているのでTELUSと同じです。5Gは提供していません。
プラン料金
こちらはKoodo MobileのPostpaid Planです。2年間の割引が適用された後は20GBを月額$50で、30Gを月額$55で使用する事ができます。
Koodo Mobileにはデータ容量を使い切った場合に通信を止めてくれる「Shock-Free® Data」というサービスがあります。
Prepaid Planの料金とシステムはTELUSとほとんど変わりません。
自分に合ったスマホキャリアは?
5つのスマホキャリアを紹介しましたがどれを契約したらいいのでしょうか?ここでは都市部と田舎に住んでいる人に分けてオススメのスマホキャリアを紹介します。
ポイント
記事を書いていて気づきましたがNMO3社の月額料金の定価は3社とも同じでMVNO3社の月額料金の定価3社とも同じでした。同じ形態の中でスマホキャリアを選ぶ際は通信網の強さもほとんど変わらないのでカスタマーサービスの満足度と割引セールの魅力がカギになりそうです。
都市部に住んでいる人
都市部に住んでいる人はどこのスマホキャリアよりも安いFreedom Mobileがオススメです。Freedom Mobileの自社回線を持っているので回線網がある都市に住んでいれば満足した通信を利用する事ができます。
Freedom Mobileは激安のプリペイドプランがある、ホリデーセールでさらに衝撃的に安くなる、地下鉄の駅でも使用できる場合があるといったメリットもあります。
通信範囲や詳細はこちらの記事を読んでください。
田舎に住んでいる人
田舎に住んでいる人は通信カバー範囲が一番重要なポイントになってきます。僕のオススメはMVNOのKoodo Mobileです。
Koodo Mobileは人口カバー率99%のTELUSの通信網を使用しているのでほとんどの場所で高品質な通信を利用する事ができます。またMVNOなので大手3社と比較するとかなり安く使用する事ができます。
また、Koodo Mobileにはデータ容量超過を防いでくれる機能があるので予期しない高額請求を未然に防ぐ事ができるのです。
5G回線が利用したい人はカバー範囲が広いBELLかTELUSがオススメです。
安いプランを契約をする方法
このブログで紹介したプランは基本的に定価で比較をしています。カナダのスマホキャリアはキャンペーンやプロモーションを頻繁に行っているので契約する日によって料金がかなり変わります。
僕も毎年12月26日から行われるボクシングでーセールでFreedom Mobileで契約しましたが定価が月額$55で30GBのプランをなんと月額$40で40GBで契約する事ができました。
狙い目はホリデー期間に開催されるセールです。ホリデーの当日から数日から数週間は大型のセールが開催される可能性があります。オンタリオ州のホリデー一覧はこちらから。
Statutory Holidays in Ontario in 2023
まとめ
- 現地のSIMカードを契約する事で月々の通信費を抑える事ができる
- 携帯大手3社のプラン料金の定価はほぼ同じ、MVNO3社のプラン料金の定価もほぼ同じ
- カナダの都市部に住んでいる人は大容量データでとにかく安いFreedom Mobileがオススメ
- カナダの田舎に住んでいる人は通信範囲が広く超過料金の心配が無いVirgin Mobileがオススメ
- 安いプランを契約する為にはホリデーセールを狙う