トロントでワーホリ中のarcherです。
カナダに渡航するための航空券をTrip.comのプライスフリーズという機能を利用して購入しました。
良い点と悪い点があったのでレビューしていきたいと思います。
航空券を取る時って価格が上がったり下がったりするのでどのタイミングで買うか難しいですよね。
プライスフリーズとは
Trip.comのプライスフリーズとはその名の通り、プライス(価格)をフリーズ(固定)することができる機能です。
航空券の値段を所定のデポジットを支払うことで最大14日間固定することができます。
固定された航空券を価格が高騰した場合、高騰した分はTrip.comが上限ありで負担してくれます。
固定された航空券を購入する場合はデポジットを差し引いた金額を支払い、期日までに購入しなかった場合デポジットは戻ってきません。
世界的にもあまり見慣れない機能で、Trip.comが先駆けてやっている機能です。
日本に上陸したのはかなり最近のようでまだレビュー記事なども見当たりませんでした。
こちらからTrip.comの航空券を検索できます。
プライスフリーズの利用方法
プライスフリーズはTrip.comの公式アプリまたは公式サイトで利用できます。
まずは購入を検討している航空券を見つけます。
航空券が見つかったらこちらの「プライス・フリーズ」をタップします。
価格の固定期間と保証金(デポジット)の金額が表示されます。
保証金は航空券の5%から20%くらいでした。価格固定期間は短いと3日間、最長で2週間です。
期間と金額は航空券によって全然違います。どのように決まっているかは不明です。
期間と金額に同意できる場合はそのまま画面に従って保証金を支払えば固定の完了です。
・デポジット支払い後のデポジットは ”その航空券が購入不可になる” ことを除いて払い戻し不可です。
・プライスフリーズには割引上限額が設定されており上限額を超えた差額は払わなければいけません。
固定した航空券を購入する意思が固まったら、アプリの「マイプラン」の「すべての予約を表示」に進み、固定したページから残りの金額を支払います。
これは実際に僕がプライスフリーズを利用してカルガリーからトロントの航空券を購入した時の支払い明細です。
11月13日に7590円で固定した航空券が11月15日の購入時には9480円まで値段が高騰しましたが、プライスフリーズのおかげで7590円で購入することができました。
自分の好きなタイミングで最初に見た値段で航空券を購入することができたので満足しています。
東京からカルガリーの航空券は最終的にはプライスフリーズで価格を固定しましたが購入はしませんでした。
安心が手に入ったのでデポジットが無駄になったとは思いません。
プライスフリーズの注意点
プライスフリーズにはいくつか注意点があるので僕が実際に体験した例をもとに紹介します。
プライスフリーズをしたが航空券が購入不可になる場合
プライスフリーズは、あくまで "価格" を固定できるだけであり、座席の確約はされません。
僕は初めてプライスフリーズを利用した次の日に購入不可になりました。
席を確保することが出来なくなった場合はプライスフリーズをキャンセルすることが出来ます。キャンセルをすれば支払い済みのデポジットは全額返金されます。
プライスフリーズで価格を固定しても購入不可になることは十分に考えられます。
購入不可になるケースは、満席になった場合、フライトそのものがキャンセルになった場合、航空会社がTrip.comへの掲載をやめた場合などがあります。
プライスフリーズのキャンセルは自動で返金されないので注意が必要です!
プライスフリーズをした航空券の日時を変更したい場合
プライスフリーズをするとその航空券の日時を変更することはできません。
実際にプライスフリーズをした後に渡航日を変更したくなったので別の航空券でプライスフリーズをしました。
14日も固定期間があったのでそのうち売り切れて購入不可になるだろうと思っていましたが購入不可になることはなく、3050円のデポジットは消えていきました。
プライスフリーズを行ったけど日時を変更したいので購入できないという理由で2件のデポジットが帰らぬ事となりました。
ムキになってプライスフリーズを一度に使い過ぎないことをお勧めします。
航空券の価格がプライスフリーズの上限金額を上回る場合
航空券の価格は一般人には全く予想不可能なので突然超高騰する場合があります。
こちらは僕が購入した航空券のプライスフリーズ期間の途中の価格です。
7590円で固定しましたが約1日で15470円まで高騰しました。
プライスフリーズの上限は9870円なのでこの時点で購入すると上限より高くなった分は自己負担になります。
ここで僕たちができることは以下の3つのどれかです。
- さらに上がる予想をしてこのまま購入してしまう
- 可能性は低いが価格が下がるのを待つ
- 売り切れるのを待ってこの航空券を諦める
ここまで大幅に高騰した場合は諦めた方が良いかもしれません。と言いながら自分は下がるのを神頼みしていました(笑)
良かった点
プライスフリーズを実際に利用してみて良かった点を3つ挙げます。
じっくりと考えてから航空券を購入できる
プライスフリーズは僕のように渡航日程が不確定な時にもとても有用です。
ただ単純に条件が良くないなどの理由で即決できないけど安いからこの価格で抑えておきたいという人にも向いています。
僕は最終的に満足のいく日程と価格で予約できたのでプライスフリーズを利用して良かったと思っています。
支払いを遅らせることができる
航空券の支払いは基本的に即時で行いますが、プライスフリーズを利用すれば最大で14日支払いを遅らせることが出来ます。
クレジットカードの利用状況に合わせてプライスフリーズを利用することが出来ます。
精神的にかなり楽になる
これがプライスフリーズの一番のメリットだと思います。
渡航準備で忙しい時に航空券の価格で一喜一憂するのはとても疲れます。
そんな中、プライスフリーズで航空券をキープしている間はかなり安心できました。
悪かった点
実際に利用してみて良くなかった点を3つ挙げます。
席の確約はされない
プライスフリーズの落とし穴でも紹介しましたが、プライスフリーズは席の確保ではありません。
「絶対にこの便いい」という場合や「渡航日程が確定している」場合は、迷わずプライスフリーズは使わずに購入した方が良いでしょう。
割引上限が意外と低い
プライスフリーズの補償はせいぜい航空券の20%分の値上がりまでしか対応していません。
20%なんて早ければ次の1分で値上げすることもあるのであてにし過ぎてはいけないと感じました。
やりすぎるとデポジット代がかさむ
僕は日本からカルガリーの航空券を予約する過程で5580円の返金されないデポジットを支払いました。
これを高いと取るか安心と取るかは人それぞれです。
デポジットが数万円になるようであれば多少値段が高騰してもじっくりと観察して一発で購入した方が賢いと言えるでしょう。
デポジットは捨てる気持ちでプライスフリーズを利用した方が良いです。
まとめ
- 航空券を取るならTrip.comが最強
- プライスフリーズは課金しすぎると本末転倒なのでここぞの場面で使う
- 航空券の価格は下がらないと思った方が良い
- 今ある航空券が1分後に消えるかもしれないし今ない航空券が1分後に現れるかもしれないというマインドを持つ